【仕事紹介】井伊谷全史地図
平成のうちに終わって良かった!
井伊谷全史地図
www.100ninmap.com/iinoya.html
2017年11月、車を買った翌月にロングドライブを兼ねて浜松へ取材に行きました。京都大学がディレクションし、常葉大学が実施した地図つくり。常葉大学のバスケットボール部が協力してくださり、共有地図「100人マップ」を使って情報共有をしながらフィールドワーク。これは地域振興のあたらしい取り組みとして、地元の新聞に掲載されました。
地図というと、普通その時代にそこにあるものが記載されていますが、全史地図は過去のある時点で起きたことと、現在その場で起きたことが同じ地図上に混在します。
例えば
「ここに店ができた」と
「16時半にオープンする」と
「山中くんのお母さんがお箸を落とした」が、
同じ場所で起こったこととして共存します。
そのため、絵地図に起こす際、時代考証に時間をかけました。その時代にそこにあったバス停の色は?電車の形は?従業員の制服の色は?など、できるだけ忠実に調べます。
一方、思い込みの出来事もありえるので、その時に思った気持ちをとるのか、事実をとるのか、大変悩みました。
また、俯瞰で見せたいという先生のリクエストに応えるため、測量士の友人の協力を得て、ある地点から見た正確な山の形を描くことにも成功しました。
辛抱強く待ってくださったそれぞれの先生がた、検証に多大なお力添えを頂きましたボランティアの方々、本当にありがとうございました!